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What is a MOOC ?
大規模公開オンライン講座 ( MOOC = Massive Open Online Course ) は、オンラインで誰でも無償で利用できるコースを提供するサービスで、希望する修了者は有料で修了証を取得できます。世界トップクラスの大学・機関によってさまざまなコースが提供されています。「Coursera(コーセラ)」「eDX(エデックス)」への登録者数合計は1億3千万人以上に達しており、MOOCを利用した世界規模の高等教育プラットフォームが形成されています。
Featured Courses
Tokyo Hillside, Tokyo Riverside: Exploring the Historical City
2020 年に予定されているオリンピックに向けて東京への関心が高まり、東京は世界的な観光地になりました。 オリンピック会場が都の南西部と臨海部に集中している一方で、東京の歴史的中心部と都市文化のルーツは、東京の北東部、日本橋の北から神田、秋葉原、上野、谷中そしてさらに東に位置する浅草に位置しています。 この地域は今でも、幅広い歴史的および文化的遺産の本拠地となっています。 このコースでは、吉見教授が東京ヒルサイドと東京リバーサイドの 2 つのセクションを徒歩と船で探索しながら、東京の都市史を紹介します。 このコースでは、近代的な変容にも耐えてきた、あまり多くの人に知られていない東京の歴史的な場所を訪れ、観光、勉強、仕事などで東京を訪れる人々向けにユニークな視点を提供します。担当の吉見教授は、都市の歴史を地形と社会地理学の文脈で調べる地理史の方法を提案しています。 ヒルサイドとリバーサイドのセクションでは、東京の近代化に伴う空間の変化に焦点が当てられ、3 つの軍事占領の経験が東京の歴史的発展にどのような影響を与えたかを考察していきます。 このコースは 東京2020応援プログラムです。
Interactive Computer Graphics
コンピュータ グラフィックスは、視覚的な問題解決をサポートする強力なツールです。また、コンピュータグラフィックスが持つインタラクティブ性は、ユーザーの創造性を活性化させる重要な特徴でもあります。このコースでは、コンピュータ グラフィックスの研究分野で開発されたさまざまなインタラクティブツールを、その設計原理とアルゴリズムとともに紹介します。 具体事例として、グラフィカル ユーザー インターフェイス、2D 図面および 3D アニメーション用のオーサリングツール、機能強化されたインタラクティブなコンピューター支援設計システムが話題に含まれています。 豊富なライブデモンストレーションとアサインされた課題をこなすことによって、あなた自身がもつ課題に対してどのようなツールを設計し実装すればよいか考えていきましょう。
Adapting to the Effects of Climate Change on Quality of Life
IPCCの第6次評価報告書が述べているように、人間の活動は、主に温室効果ガスの排出を通じて地球温暖化を引き起こしており、地球の表面温度は上昇しています。地球規模の気候変動は、健康、農作物被害、災害など、人々の人生にさまざまな影響を及ぼしており、います。これに地球規模の気候変動に対処するためには、気候変動の「緩和」と気候変動への「適応」を同時に進めなければいけません。 この講座では、気候変動をめぐる「緩和」と「適応」の世界と日本の世界と日本における「現在地」状況を理解し、気候変動が地域住民の生活の質に及ぼす影響や適応策について、日本の事例をもとに学びます。 4つのモジュールで構成されるこの講座では、気候変動をめぐる世界と日本の状況、人々の生活の質に与える影響といったについての基本情報のほか、実際の果樹生産現場での影響と対応について紹介します。これらの現状をするほか、都市計画・都市工学デザインのアプローチで考察していきます。分野における適応策、都市のインフラや資産に与える影響とそれらの管理による緩和と適応、そして交通システムへの気候変動の影響とリスクの理解などについて事例を通して理解を深めます。
Four Facets of Contemporary Japanese Architecture: City
これは『日本の現代建築の4相』シリーズの3つ目講座「都市」です。 1970年代以降、日本の建築は都市そのものを概念化する(考え出す)ことをやめ、その代わりに個々の建物をデザインすることに注力するようになりました。個々の建物をデザインしていったその帰結として都市が生まれると考えたのです。しかし、グローバリゼーションや情報技術の出現に対応して、都市は大きな変化を続けており、日本の建築家達は再び都市に独自の方法で関わるようになりました。この「都市」というコースでは、建築を通して都市の概念化を試みた建築家の作品を振り返り、半世紀にわたる変遷と今後の課題を考察します。槇文彦、長谷川逸子、山本理顕、隈研吾、青木淳、ワンのアトリエ(塚本義治&貝島百代)がそれぞれ手がけた建築を訪れ、それぞれの作品・建物に込められた思いを語ります。
推し授業アンケート
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