FAQ

誰に向かって講義をするのですか?

各プラットフォームに登録した学習者に対して講義を配信します。東京大学が参加するedXとCourseraには世界中から学習者が集まっています。

学習者の規模はどのくらいですか?

新型コロナの影響や世界情勢の不安定化が要因となり、オンラインで学ぼうとする人々の人口は年々増えており、MOOC全体で2億2000万人の学習者がいると言われています(一部地域を除く2021年12月時点のスコア)1 。2021年度まで、東京大学が参加するedXでは13万人、Courseraでは49万人が201カ国・地域から学習者として登録しています。東大MOOCの累計登録者数は下の図のような推移になっています。

1Dhawal Shah (2021), The Report by class central, https://www.classcentral.com/report/mooc-stats-2021/, 2022/6/17閲覧

東大OCWとは何が違うのですか?

OCW(Open Course Ware)は通常授業のオンライン公開を目的として行われているプロジェクトです。そのため動画の長さは教室で行われる通常授業と同じで、講義動画や資料をそのまま公開しています。一方、MOOCは、オンライン学習に特化し開発が行われているため、学習者が集中しやすい時間(10分程度)の動画と知識を確認するためのクイズやレポートの組み合わせで構成されています。学習者同士が意見交換を行うディスカッションフォーラムや受講生同士の相互評価(ピア・レビュー)のような双方向性のある活動が行えるのも特徴の1つです。また、規定の水準をクリアし、料金を支払うとコース修了証を獲得することが可能です。

gacco(日本版MOOC)とは何が違うのですか?

gaccoは日本国内の学習者をターゲットにしていますが、MOOCは全世界の学習者へのアプローチを念頭におき制作されます。また、東大MOOCが参加するedXやCourseraでの配信言語は基本的には英語です。授業の素材としてインタビューや現地の取材動画を折り込む場合はこの限りではなく、日本語で行われる対話やインタビュー部分には英語の字幕をつけて配信します。Courseraに関しては、ボランティアの翻訳チームがプラットフォーム側についており、人気講座の場合、英語以外の字幕をつけてもらえることがあります。

(東大の先生向け)英語を使った講義の経験が豊富ではないのですが……。

講義のスクリプト原案(英語)をいただければネイティブチェックは、一定額大総センターで費用を負担します。詳細はお問い合わせください。プロンプターを用いて口頭スクリプトを表示させながら撮影することも可能です。プロンプターを用いることで、不自然な方向に視線がいく心配がありません。

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