授業との違い

物理的、制度的な側面

オンライン講座を配信している学校や大学に所属していなくても、その学校や大学に登校しなくても、パソコンやスマホなどを持っていて、インターネットに接続できれば、時間や場所を問わずに受講できます。

オンライン講座の長さは、学校のように1学期、2学期といった区切りで設定されておらず、4週間〜6週間が全体の修了目安となっている講座が多いです。1週間あたりの目安となる学習時間についても、講座ごとに情報が設定されているので、確認するようにしましょう。

講師のペースで配信されている講座は2ヶ月程度でアーカイブ状態(クイズや最終試験に答えられなくなる状態)になることもありますが、常時開講されているオンライン講座は、自分のペースで学びを進めることができます。

MOOCのオンライン講座を受講し、テストで基準を満たせば単位を出す大学もあります(東京大学ではまだMOOCの単位化は行っていません)。MOOCで単位を取ったあとにその大学に入学したら卒業単位に換算できる大学も海外ではあるようです。

オンライン講座のコンテンツ


MOOCのオンライン講座は、動画クイズ最終試験ピア・レビューディスカッションフォーラムといった要素で構成されています。

教室で行われる授業と異なり、10分程度の動画とその動画の内容の理解を測るクイズで構成されています。最終試験で一定の基準を満たし、指定された金額を支払うと、修了証を獲得することができます*。動画は授業をそのまま録画したものよりも、高度な編集が施されたドキュメンタリータッチのものが多いのも特徴です。

レポートのような記述式の課題が科されている講座では、学習者同士が評価を行うピア・レビューという仕組みがあります。

ディスカッションフォーラムでは、講座を受講している世界中の学習者達が集まり、意見を交わします。匿名で意見を投稿することができるようになっています。世界中から様々なバックグラウンドを持った人が参加しているので、ディスカッションフォーラムに参加する時には気をつけるべき点もあります。気をつけるポイントについては、こちらをご覧ください。

*今、この修了証の社会的な意味や意義が各所で議論されているところです。

関連する記事

Twitter でシェア