開講中

Quantum Mechanics of Molecular Structures

私たちの身の回りにある分子の幾何学的構造を知ることは、化学の分野で最も重要かつ基本的な課題の1つです。 このコースでは、分子の幾何学的構造を決定するために使用される 2 つの主要な方法、分子分光法とガス電子回折を紹介します。 分子分光法では、分子に光や電波を照射して、分子内の電子の動き(1週目)、分子内の原子核の振動運動(2週目)、分子の回転運動( 3週目)を見ていきます。 ガス電子回折法では、加速された電子線を分子に照射します。 ビームが分子内の原子核によって散乱されると、散乱波が互いに干渉して回折パターンが生成される様子をみていきます。 第4週では、電子散乱の基本的なメカニズムと、得られた回折像が分子の幾何学的構造をどのように明らかにするかを研究します。 コースの終わりまでに、分子振動が分子の幾何学的構造を決定する上で重要な役割を果たしていることを理解し、2 つの方法論によって得られた情報から分子構造をより完全に理解できるようになります。

サポート言語: 英語

自然科学

講師一覧

山内 薫

肩書き
教授
所属
東京大学 理学系研究科

本講座を開講当時の肩書、所属を記載しております。

担当講師の声

この講座では、気相中の分子の幾何学的構造を決定する 2 つの主な方法である、分子分光法と気体電子回折を学びます。
分子のさまざまな運動を量子化し、量子化されたエネルギー準位を抽出し、スペクトルから分子の幾何学的構造を決定する方法や、量子力学に基づいた電子散乱の基本メカニズムとガス電子回折像から分子の幾何構造を決定する方法について勉強していきましょう。

受講者の統計情報

受講者の声

  • Aさん

    I really enjoyed this course. : ) This course very much examined my abilities, and I understand how intensively dedicated the study of theoretical physics / quantum mechanics is!

  • Bさん

    Being a Physics post graduate, it was a very excellent course and I had an in depth quantum experience by professor Yamanouchi.

Twitter でシェア